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市長選挙活動を終えて

この度の新発田市長選挙では大変お世話になりました。

そしてありがとうございました。

 

無投票阻止を掲げて、離婚届に判をついてまで決意した、今回の立候補ですが、発表するやいな や、大量の激励や、感動したと言うメッセージを頂きました。

 

一切の組織を持たず、政治信条だけでどこまで通用するのか、まだまだ保守的な色合いの残る地 方都市では、恐ろしい冒険のように思います。事実、親戚、友人、知人とありとあらゆるルートを 通して様々な妨害や脅迫がありました。短期決戦であったから被害は最小であったろうと推測され ますが、これが1ヶ月も有ったなら、たぶん家族の反対に従わざるを得なかったろうと思います。 (恐ろしいですが娘にも手が伸びると思います)

 

幸い私は失うものは最小です。私の会社は市から大きな仕事を受注しているわけでなく、県内に 広く分布した個人顧客を相手とする業態ですし、旅行業自体が参入障壁も殆どなく、自由闊達な雰 囲気ですから、簡保や修学旅行以外では元々談合や不正はありません。私の会社ではそう言った意 味で、「悪徳政治屋」たちからの標的に成りにくかったのだと思います。

 

今回の選挙は市民の皆さんに対して、地方自治に参加するとはどういう事か? といった素朴な話 題を提供できたと思います。無投票で白紙委任されていれば、「市政運営に対しての批判はゼロで ある」と言い切れますが、現実に片山氏の得票数から見た信任率は僅か 25.5%にしか過ぎません。 一方、私と片山氏の得票比率は 1:2.07 ですから、およそ 3 人に 1 人は私を支持した結果となります。

 

現職 21,706 で私が 10,466 という結果だけを見れば「完敗」ではありますが、「組織に無縁な同じ 市民の立場の人が頑張ってくれて感動した」「これだけ健闘出来るなら諦めないで投票に行ってお けば良かった」「自分たちで政治に参加する事を否定してはいけないんだと思った」などの声が支 持者を通じてメールなどで飛び交っています。そう言った意味で、今までの白けて無関心だった層 の一部が動き出したように思います。

 

小泉登場に日本中が熱狂した5年前、新発田で「そのような政策重視の流れ」が来るのは、世代 が完全に交代してからだと思っていました。ですが、長引く不況や「自分の街の事は自分の責任で 決める」という地方分権の流れの加速で、従来の政官業が密接に連動して、税金(将来の借金を含 め)を私物化する、従来の「政治のビジネスモデル」には終焉が近づきつつ有るのは、新発田のよ うな地方都市でも理解されつつあるのだと思います。ただし、地域の産業に占める「土建業の GDP 比率」は相変わらず圧倒的に高いため、今後新しいビジョンに基づいて、地域のグランドデザイン を練り直す必要が有るでしょう。

 

目標としていた得票があり 100 万円の供託金は還ってきます。街頭演説を期間中 150 本も打って、 スタッフを 1 名もおかず、しかも告示の 36 時間前に立候補表明と前代未聞の出来事だらけでした ので、結果としては最大級なのかな? と思います。

 

結果は負けですが、相手は、国会議員+全県議 +ほぼ全員の市議の布陣ですから、このような組織ゼロでの新しい政治のやり方で、一定の得票が 有ったのはこの田舎の地方都市では非常に画期的で素晴らしいことだと思います。

 

今後の活動について早くも周囲が騒がしいので、方向性を公表しておきます。まず来週立候補を 予定していた市議選に立候補することは積極的に考えておりません。地縁血縁やベタベタと時間と 金と労力を浪費する選挙に飽き飽きしたからです。新発田でも政策や信念だけでそれだけの手応え がありました。

 

私に投じられた1万以上の思いに応えるためにも、市政への監視を強化し、若い世 代がもっと積極的に政治に関われる土壌造りに取り組みたいと考えています。

 

片山市長には、この選挙結果を直視していただいた上、健康に充分留意され、公平で、そして地 域の中長期を見据えた「幸せな市民生活」を実現すべく努力して欲しいと願っております。

 

小柳はじめ


み ん な と 一 緒 に 考 え、提 案 し、

新 発 田 の 子 ど も た ち の 明 日 を、

希 望 に 満 ち た も の に し ま し ょ う

 

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