市長選終了後の12月9日の話です。
私は経営する旅行会社の添乗員として、神戸の光の祭典「ルミナリエ」と宝塚観劇の旅の道中で大阪の伊丹空港に降り立ちました。 空港に着いてロビーにいたところ、小学生の男の子を一人連れた30歳位の女性から声が掛かりました。
「小柳さん?ですよね。。。?」
私が「はい!私のことをご存じなのですか?」と聞くと、「私、新発田市民なんです!飛行機の中で見掛けて、もしかすると市長選に出た小柳さん本人じゃないかと・・・」
私が「そうでしたか、その節はお騒がせいたしました」と言うと「公約見て応援していたんです!また頑張って必ず市長になってください。」
私には言葉にならない位の感激が込み上げてきました。
面識のない方が、私の「公約を読んで夢を託してくれる」そんな事を思うと、選挙って大切なんだなぁと改めて認識しました。やはりこの方も名前は聞きませんでした。でもあの表情からも心底、私の考えに賛同してくれているようでした。
1票1票をドブ板式に集める組織選挙と違い、私は考える政策を武器に、我をも顧みない実行力で戦っています。そのような何のしがらみや利権が介在しない地道な運動でもこうやって、支持してくれる人がいるのだ!
私が組織を作らなくても、「賢明で聡明な無党派の有権者は必ず見ていてくれる!」そのように強く確信した瞬間です。ルミナリエは神戸の震災を機に鎮魂の意味を込めて毎年12月中旬に開催される一大イベントです。
大阪赴任時代に通った神戸の街、スキーで知り合った友人の住む神戸の街、そして震災後のショッキングな街の姿。そんな神戸の人を勇気付けようと、旅行に関わる私が何が出来るのかを考えた結果、生み出したのが新潟からは第1号となるツアー企画です。
そんな神戸に通い10回目に訪れた今年のルミナリエは特別な思い出になったのでした。