Q1. 中学校における冬期間の通学バスの運行について
市内中学校の通学は、基本的に徒歩または自転車が基本であるが、積雪期の自転車通学は危険が伴い保護者による送迎が常態化している。共働き世帯の増加や高齢者の免許返上の流れもあり、家族による送迎は年々厳しさを増している。町村合併や学校統合時の既得権がある地区では、少額で利用できる通学バスが運行されており、保護者の間では不公平感が強い。周辺自治体では、冬期のみ運行する例が多いが、当市においても周辺部の中学校においては、生徒の「安心・安全な学校生活環境」実現のため、行政主導による冬期間のスクールバス運行が必要と考えるが、教育長の今後の方針を聞きたい。
A1. 児童・生徒の安全・安心確保のため、その都度必要に応じて対応したい
中学校の通学支援については、通学距離6km以上の場合、遠距離通学支援として、通年、バス定期券の支給や通学バス運行で対応している。また、通学距離6km未満の場合も、降雪量や除雪の状況、道路事情等、地域の特性を考慮し、冬期間に限定した路線バス及びコミュニティバス定期券の支給や、通年運行している通学バスへの追加乗車、小学校バスへの便乗などにより対応している。地域によっては、保護者が自主的に冬期間の下校のみ通学バスの運行を行っているところもある。教育委員会としては、特に冬期間の通学支援の場合、通学距離や通行に著しく危険が想定される場合など、個別に検討し必要な支援を実施している。今後も、道路交通の安全や降雪の状況なども考慮し、多様な交通手段の活用を念頭に、いろいろな支援方法を検討していきたい。昨今は、冬期間以外にも交通量の増加や不審者、熊、猿の出没など予測しきれない危険な状況が発生する事案もあり、なんらかの支援が検討されるケースが増えている。児童・生徒の安全・安心確保のために、学校、地域をはじめ関係機関と連携を密にして、その都度、必要に応じた対応を行っていきたい。
他の質問:「平成25年度組織体制について」