Q1. 市長選挙・市議会議員選挙と続いた超低投票率について
昨秋の市長選、今春の市議選は「衝撃的な超低投票率」だった。「争点が乏しい」との報道もあったが「身近な課題」を付託する選挙で50%割れ寸前は大いに危機感を持つべきと思う。広報、主権者教育、期日前投票所や移動投票所の拡充について伺う。
A1. 先進事例を参考に創意工夫し投票率改善に努めていく
投票率向上に向け抜本的な対策を見いだせないのが現状。常時、地道な活動に取り組むとともに先進事例を参考に創意工夫し投票率改善に努めていく。主権者教育は、新発田市明るい選挙推進協議会、県選挙管理委員会及び市教育委員会とも連携し、学校現場における模擬投票等に協力していくほか、将来の有権者等に選挙を身近に感じられる機会を提供していく。期日前投票所の拡充は現時点では考えていない。移動投票所の新設は人員確保の課題や投票所の統廃合を見送っている状況では考えていないが、検討しなければならないと感じている。検討の際は地域の特性、バランス等も考慮する。
Q2. 東港寄港のクルーズ船観光客の受入強化について
今春、新潟初の10万t超に続き、世界6位、アジア配船では最大の16・8万t超大型クルーズ船が寄港した。4千人もの乗客は大型バス120台で主に新潟市内に繰り出したが「地の利がある新発田」は僅か数台の訪問にとどまった。今後激増が見込まれるカジュアルクルーズ客の受入体制の構築について伺う。
A2. 受入態勢の整備、通訳案内士の確保が大きな課題である
当市は県内自治体等で構成する「新潟港クルーズ客船受入協議会」に加盟している。短時間で満喫してもらうため、観光バスなどの二次交通を用いた周遊プランを企画することが有効。新発田の魅力を最大限に発揮し、印象に残るオプショナルツアーを乗船客に提供することから取り組む。観光客をお迎えするための受入態勢を整備し、それぞれの言語でガイドできる通訳案内士の確保が大きな課題である。