●総務常任委員長 2017年6月~2019年4月
・長年の懸案であったショッピングセンター(イオン)内に期日前投票所を開設
・デマンド交通の活用による公共交通の充実と通学、生活用途を分離し新発田版デマンド交通へ
・上中山豚舎悪臭問題に向けて上乗せ条例化など集中審議を実施しその後改善へ向けて前進
・蔵春閣の移築場所について東公園で意見集約実施し活用法についても検討
私が総務常任委員長時に移設候補地の取りまとめを行いました。
市から検討委員会の案として示されたのは下記5案でした。
・市民文化会館裏手
・清水園駐車場
・清水園横空き地
・東公園
・アイネス新発田
委員会ではまず、全ての候補地に現地視察を行い委員全員の意見集約を行い、移築後の活用イメージ、移築のコストや難易度、景観などを総合的に検討し、東公園への移築がベストである旨市長へ答申しました。
その後、市長は議会の以降を基に東公園への移築を決定した経緯です。
東公園は大倉喜八郎卿が寄付した公園であることや、正面の諏訪神社の石の鳥居も大倉卿の寄付、二階の月見の間からの山側の景観が優れていることなどが理由です。
委員からは集客面や運営コスト面で有利なことから、清水園前駐車場の意見もありましたが、委員会として総合的に判断を下さしました。
● 議会運営委員長 2019年5月~2021年5月
・読んでもらえるための議会報のカラー化、デザイン全面刷新→全国の議会から注目される取り組み
・広報誌名とキャラクターを一般市民から公募の実施→あやめちゃんに決定
・2022年から広報広聴委員会を新たな常任員会としての設置
・全国初となるYouTube議会報告会の運営開始→「マニフェスト大賞」で初の地域ノミネート選出!応募総数
2,730件のうち165件
私が議会運営委員長在任中に取り組んだプロジェクトです。
議会は正直なところ昭和のしきたりが脈々と続いています。
議会報告会の参加者は高齢男性に偏っていることから広い世代に気楽に参加してもらえるよう、スマホ対応や最近はお茶の間のテレビにも流せることが多いYouTubeの生配信を活用しました。
zoomを使用する議会はありますが、事前にアカウントの取得が必要なことからよりオープンなプラットフォームの使用としました。
技術的な問題や運用面での課題などもあり、1年間の試験運用中で様々な検討を行いました。
また、コロナ禍でリアルの報告会が開けない中、代替の広報手段としても活用が見込まれます。
この全国初の取組が評価されて、ローカルマニフェスト大賞にエントリーした結果、新潟県では上越市に続き地域ノミネートに選出されました。
私が議会運営委員長在任中に取り組んだ最大のプロジェクトで委員長退任後、ようやく新広報の初号が完成しました。刷新した広報誌は高く評価され、他議会のモデルケースとして全国に紹介されました。
市議会議員選挙の50.8%と言う衝撃的な低投票率に危機感を覚え、先ずは議会が何をやっているのか、易しく広報することに主眼を置いて内容を2年間かけて刷新しました。
文字数削減には抵抗もありましたが、政務活動費での独自広報を容認するなどの代替案の提示によって根気強く全議員から承諾を得ました。
◆下記が主要な方針です◆
①原稿文字数の削減→動画やHPリンクによってカバー
②審議内容は重要テーマに絞る→詳細はHP誘導を図る
③カラー化し写真やイラストを多用してゴミ箱直行を回避
④表紙は市民を主役に写真はスクエアカットでインパクトを持たせる
⑤裏表紙は取材を基に表紙のカバーストーリー化で活動を紹介
⑥DTPソフトにInDesign導入→制作スピードの大幅アップ
⑦直感的に見やすい紙面→段組ではなく枠組みの余白の多いデザイン
⑧タイトルとマスコットを市民公募によって親しみやすく関心を
⑨専門の常任委員会を起ち上げ→私の退任後
● 決算特別委員長 2021年9月(準備会6月)~12月
・新発田では初となる「議会から市長への政策提言」の提出実現し議長へ答申→写真左:「政策提言」を提出
・深掘りテーマに基づく通年での集中審議の方式を導入しひな形を作り運用開始
・コロナ予算の非常時的な膨張部分を通常分と分離し解りやすい議事進行を編み出す
議会運営委員長在任中に進めていた議会改革のプロジェクトの一つ。
決算の審議結果を次年度以降の予算に反映させる、年間ルーティン化を新発田では初めて実現!(県内でも先進事例です)
行政として優先して取り組むべき課題について、議会から市長へ政策提言としてまとめ、正副決算特別委員会委員長の私から、正副議長へ提言書を提出へ。
その後、議会の総意として議長から市長へ提出されました。
私の2022年9月定例会一般質問に対する市長答弁が大きなニュースとなりました。
私の2022年12月定例会一般質問に対する市長答弁がニュースとなりました。
小柳はじめが市議会議員任期中に取り組んだ政策と期数毎の進歩状況
☆完結・制度化 ◎実現 ◯改善 △検討・取組中 × 進展無し ー提案前
政策 | 内容・進歩状況 | 1期 | 2期 | 3期 |
投票率改善と投票所の再構築 | イオン内に期日前投票所を新規設置 | ☓ | ◎ | ☆ |
市役所“札の辻広場”活用推進 | マルシェ開催、キッチンカー誘致、クルーズ船の観光拠点化 | ─ | ◯ | ◎ |
市施設及び職員の勤務時間中の完全禁煙化 | 教育施設は敷地内完全禁煙化、職員はH27より勤務中禁煙化 | ◎ | ☆ | ☆ |
余剰公共施設のスクラップ&ビルド | 公共施設の計画策定し、長寿命化&取り壊し | ☓ | △ | ◯ |
自然エネルギー開発と自治体電力創設 | 学校から全公共施設へ電力入札拡大 | ─ | △ | ◯ |
街灯設置強化・省エネ化 | 大幅に拡充し全防犯灯がLED化 | ◯ | ◎ | ☆ |
市職員待遇の官民格差解消 | 市民レベルとの是正は進展せず | △ | △ | △ |
行政システムの経費削減 | クラウド化しRPA、AIチャット導入 | △ | ◯ | ◎ |
政策 | 内容・進歩状況 | 1期 | 2期 | 3期 |
二王子岳登山道トイレ設置 | 登山口トイレ完了、登山道は未定 | ◎ | ◎ | ◎ |
インバウンド観光取り組み | 訪日外国人観光&米輸出 | ◯ | ◎ | ◎ |
ドラマ・映画の撮影誘致 | FC設立ロケ誘致は停滞気味 | ◯ | ◎ | △ |
湯の平温泉登山道再開 | H26現地調査するが再開せず | ◯ | ◯ | ◯ |
サテライトオフィスの設置 | 旧天王小に開設し拡大予定 | ─ | △ | ◎ |
農産物の高付加価値化 | 新発田牛&越後姫ブランド化 | ─ | ◯ | ◎ |
地域版通訳案内士の創設 | 設置に向けて調査着手 | ─ | △ | △ |
政策 | 内容・進歩状況 | 1期 | 2期 | 3期 |
学校給食無償化 | H31より第三子以降無償化実現 | ☓ | △ | ◯ |
給食アレルギーの対策強化 | 対策強化に関する請願提出 | ─ | △ | ◎ |
冬季通学バスの見直し | 長距離通学に関する請願提出 | ◎ | ☆ | ☆ |
スマホ、カフェイン、三次喫煙対策 | 子どもの健康を守るため教育委員会に対して働きかけ | ☓ | ◯ | ◯ |
スキー授業の実施推進 | スキー授業実施校の拡大と標準化 | ☓ | ◯ | ◯ |
IT化とプログラミング教育 | 国策で一気に進むがプログラミングは停滞 | ─ | △ | ◯ |
中学校の統合検討 | 更なる少子化に対し準備 | ─ | ─ | ☓ |
政策 | 内容・進歩状況 | 1期 | 2期 | 3期 |
博物館・美術館の設置 | 基金への積み立て開始 | ☓ | △ | ◯ |
図書館移転新築と音楽スタジオ整備 | 歴史図書館と分離しイクネス新設、音楽練習室設置の設計変更 | ◎ | ☆ | ☆ |
市民協働への取組強化 | 中間支援組織の設置とNPO等への支援強化 | ◯ | ◯ | ◯ |
地域公共交通の充実 | デマンド併用方式による再構築 | △ | ◯ | ◎ |
文化・体育施設の使用料見直し | 文化会館の区分見直し請願提出 | ☓ | △ | ◎ |
水道料金の適正化と省コスト | 民間活用と料金適正化 | △ | ◯ | ◯ |
移住定住対策の推進 | 家賃・住宅取得補助の充実、同窓会開催助成 | △ | ◯ | ◯ |
政策 | 内容・進歩状況 | 1期 | 2期 | 3期 |
議員報酬の10%削減 | 報酬据置、定数2名減で決着 | ☓ | ◯ | ◯ |
常任委員会構成見直し | 市民生活、防災関係課を移管 | ─ | ◎ | ☆ |
12月議会初日“忠臣蔵”法被の着用 | 堀部安兵衛生誕地としてのアピールにマスコミ活用 | ◯ | ☆ | ☆ |
集中テーマに基づいた審議 | 深掘りテーマに基づく委員会運営 | ─ | ☓ | ◎ |
議会のIT化とネット配信 | 本会議ネット中継は実施するが委員会は未実施 | △ | ◯ | ◯ |
────請願とは
憲法で認められた国民固有の権利であり、新発田市議会に対する請願については、地方自治法に基づき、市議会議員の紹介が必要となります。議会で「採択」されれば、「議会としての総意」として行政は軽々しく対応する訳にはいかなくなりますし、その取組状況を議会に報告する義務が生じます。よって、住民の要望がなかなか行政に届かない場合などは、「請願採択」によって打開を計る方法もあるのです。
────陳情とは
希望を表明する点において、「請願」と大きな差異はありませんが、審査結果が陳情者に通知されず、行政側もそれに対する取組状況の報告等も行う必要がありません。
────意見書とは
新発田市議会の意思を国会又は関係行政庁に提出するもので、議員が発議して本会議に諮り議長名で提出されますので、市民は直接は提出できません。ただし市民が意見書を提出して欲しい場合は、市議会に対して「意見書を出して欲しい」という請願を行うことはできます。
────「小柳はじめ」が主導的に紹介議員として提出した請願です。
何れも取組が実現しました。(討議内容など委員会での議事録はそれぞれ検索してください)
────「小柳はじめ」が主導的に国に対して提出した意見書です。
実現の判断は国に委ねられます。(討議内容など委員会での議事録はそれぞれ検索してください)
私が起案して新潟県では初となる、国への意見書を提出しました。
現在、国の見解として、委員会はオンライン開催を認めているものの、本会議では認めていません。
本意見書は本会議についても、web開催を認めるよう法解釈を変更するよう上申するものです。
コロナ禍や災害時などでの議会出席の制約はもちろんですが、介護や育児など様々な事情のある方が政治参加できるための一助になると思われます。
新発田市に対する要望等「請願書」国に対する「意見書」を提出したい方はお気軽に「小柳はじめ」に相談してみてください。
個人的な要望は取り扱いできかねますが、街のためになる前向きな提言は是非お聞かせください。
下記メールフォーマットからご相談ください。
県内外の登山関係者から、再開への声が高まっていた「湯の平温泉登山道」の現地調査が、2014年9月18日副市長を団長に行われ、大沼議員と私の2議員が参加しました。 その時の報告を社員で記します。尚、2015年夏を目処に登山道再開のための工事予算が平成27年度予算で確定しました)